2020年3月、23人の生徒をそっと送り出し、
金谷小学校は147年の歴史に幕を下ろしました。
それから1年後の4月、私たちフューチャーリンクネットワークは、
金谷の海と山に抱かれ、
時が止まったまま静かに佇む金谷小学校と出会いました。
「廃校の利活用事業」のあるべき姿に正面から向き合い、 ビジネスとして成立させるだけでなく、 地域にとって廃校のあり方を、ひたすら問い続ける日々の中で、 当たり前すぎる一つの事実に気づくのです。
「出会う人のほとんどが、金谷小学校の卒業生であること」
それからは、本当にあっという間でした。
金谷小学校を地域のみなさんに返そう、こうして
「おかえり金谷小プロジェクト」がスタートしました。
動画の中で、校歌を歌うのも、ピアノの伴奏も卒業生や最後の在校生です。 2022年5月22日、金谷小学校の音楽室から 金谷の町に、世代を超えた校歌の歌声が響き渡り、 再び、金谷小学校が時を刻み始めました。